Bianchi SPECIALISSIMA PROを1600km乗った感想|加速・登り・乗り心地を実車レビュー

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ロードバイク歴約1年の私が現在メインで乗っているのが、Bianchi SPECIALISSIMA PRO(ビアンキ・スペシャリッシマ プロ)です。

これまでに走った距離は約1,600km。最初の一台であるNESTO FALAD PROから乗り換えたことで、軽量なレーシングバイクならではの加速、ハンドリング、巡航、登りの違いをはっきり感じました。

一方で、初心者が急に剛性の高いバイクへ乗り換えたためか、Countervail(カウンターヴェイル)が採用されていても、最初は脚が痛くなりました。良いところだけではなく、実際に困った点も含めて正直に紹介します。

所有しているBianchi SPECIALISSIMA PRO
約1,600km走った愛車、Bianchi SPECIALISSIMA PRO。

結論:軽さだけでなく、加速後の速さを維持しやすいオールラウンダー

SPECIALISSIMA PROに乗って一番驚いたのは、車体の軽さそのものよりも、加速の鋭さと、加速した後の速度維持のしやすさでした。

FALAD PROでもロードバイクらしい軽快さは楽しめますが、SPECIALISSIMA PROはペダルへ力を入れたときの反応が早く、前へ押し出される感覚が強くあります。そのまま巡航へ移った後も、速度が落ちにくく感じます。

平坦だけでなく、登りやコーナーの多い道まで幅広く楽しめるため、「軽量ヒルクライムバイク」という一言では収まらない車体だと感じています。

私のSPECIALISSIMA PROについて

私の所有車は、購入時にPirelli P ZEROシリーズのタイヤを装着していました。約1,000km走った時点で、Vittoria Corsa PROへ交換。現在までに車体全体で約1,600km、Corsa PROでは約600km走っています。

年式や販売地域によって完成車の仕様は異なり、2026年発表の現行モデルともパーツ構成が異なります。購入を検討する場合は、販売店とBianchi公式ページで対象年式の仕様を確認してください。

私の所有世代に近いSPECIALISSIMAシリーズのBianchi公式紹介を見る

FALAD PROと比べて感じた走りの違い

1. 加速感が明らかに強い

信号からの発進や、コーナーを抜けて再加速するときに、SPECIALISSIMA PROは反応の早さを感じます。踏み込んだ力が車体のたわみに逃げにくく、すぐに速度へ変わるような感覚です。

FALAD PROでは少しずつ速度を乗せていく感覚でしたが、SPECIALISSIMA PROは「踏んだ直後から前へ出る」という印象が強くなりました。

2. 「ひらひら感」が強く、方向を変えやすい

車体が軽いため、左右へ振ったときの動きが軽快です。コーナーや障害物を避ける場面でも、重さを引きずらず、ひらひらと向きを変えられる感覚があります。

最初は反応の速さに少し緊張しました。軽快である一方、操作が雑だと車体も素早く反応します。低速で特性に慣れ、目線や重心移動を丁寧にすることが大切だと感じました。

3. 加速後の速度を維持しやすい

軽量バイクは登り向けという印象がありましたが、実際には平坦路でも走りやすいです。一度速度に乗ると巡航を続けやすく、FALAD PROより少ない負担でペースを保てるように感じます。

これは車体だけでなく、ホイール、タイヤ、ポジション、当日の風なども影響するため、単純な重量差だけでは説明できません。それでも、同じ乗り手として比較すると、巡航時の余裕は明確に増えました。

4. 山を登りやすい

登りでは軽さと反応の良さがそのままメリットになります。勾配が変わったときの再加速がしやすく、一定のリズムでペダルを回しやすいです。

もちろん、バイクを替えただけで脚力が増えるわけではありません。ただ、入力に対する反応が早いため、登りで頑張った分が進みに結びつきやすく、気持ちよく登れます。

5. 軽いのでダンシングしやすい

ダンシングでは、車体を左右へ振る動作が軽くなりました。急勾配や短い加速でリズムを作りやすく、FALAD PROよりも車体を扱いやすいと感じます。

力任せに振るより、ハンドルへ体重を預けすぎず、ペダルのリズムに合わせて小さく動かすほうがSPECIALISSIMA PROの軽さを生かせました。

P ZEROからVittoria Corsa PROへ交換

約1,000km走った頃、完成車に付いていたPirelli P ZEROシリーズからVittoria Corsa PROへ交換しました。

Corsa PROは、Vittoriaがレース向けに展開するタイヤです。公式情報では、しなやかな320TPIコットンケーシングとGraphene+Silicaコンパウンドを特徴としています。

交換後に感じたこと

  • 路面へ吸い付くような安心感が増した
  • 細かな振動が角の取れた感触になった
  • コーナーで車体を倒すときの感覚が自然になった
  • レーシングバイクの硬さが少し和らいだように感じた

タイヤの印象は空気圧、体重、路面、タイヤ幅、チューブまたはチューブレスの運用によって変わります。私の感想も、P ZEROとCorsa PROを同一条件で測定した試験結果ではなく、実走での主観です。

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初心者が乗り換えて感じた「硬さ」

SPECIALISSIMA PROはCountervailを搭載しており、路面からの振動を抑え、コントロール性と快適性を高めることがBianchi公式で説明されています。

ただし、Countervailがあればレーシングバイクの剛性感がなくなるわけではありません。FALAD PROから急に乗り換えた私は、最初の頃に脚が痛くなることがありました。

バイクが軽く反応も良いため、楽しくなって重いギアを踏みすぎたこと、乗車姿勢やペダリングが新しい車体へ合っていなかったこと、身体が高い剛性へ慣れていなかったことなどが考えられます。

これは医学的な原因を特定したものではありません。痛みが続く場合は無理に乗らず、販売店でポジションやクリート位置を確認し、必要に応じて医療機関へ相談してください。

私が初心者へ伝えたい慣らし方

  • 最初から長距離・高強度で走らない
  • 軽めのギアで回転を意識する
  • サドル高、前後位置、ハンドル落差を確認する
  • クリート位置とシューズの締め付けを見直す
  • 違和感が出たら距離を短くし、休養する
  • プロショップのフィッティングを活用する

高性能なバイクほど速く走れますが、乗り手の身体がすぐに適応するとは限りません。少しずつ慣らすほうが、長く楽しめると思います。

Countervailはどのように感じたか

Countervailの効果だけを単独で測ることはできませんが、SPECIALISSIMA PROは高い反応性がありながら、荒れた路面で不快な振動が延々と残る印象はありません。

一方で、大きな段差や不適切な空気圧まで消してくれるものではありません。快適性はタイヤ、空気圧、ホイール、ポジションとの組み合わせで考える必要があります。Corsa PROへの交換後は、車体の振動吸収性とタイヤのしなやかさが合っているように感じています。

1,600km乗って感じた良いところ

  • 踏み出しと再加速の反応が早い
  • 速度に乗った後の巡航が楽
  • 軽くて登りやすい
  • ダンシングで車体を振りやすい
  • コーナーで軽快に向きを変えられる
  • 平坦・登り・下りを一台で楽しめる
  • 所有する満足感が高い

気になったところ

  • 初心者には反応が鋭く、最初は慣れが必要
  • 剛性が高く、身体やポジションが合わないと疲れや痛みが出やすい
  • 高価なため、駐輪場所や傷に気を使う
  • 専用部品や内装ケーブルは整備のハードルが高い
  • 性能を生かすにはタイヤ空気圧やポジション調整も重要

FALAD PROとSPECIALISSIMA PROの使い分け

比較FALAD PROSPECIALISSIMA PRO
乗り出しやすさ気軽に扱いやすい反応が速く慣れが必要
加速素直に速度が上がる鋭く前へ出る感覚
ハンドリング安定感をつかみやすい軽くひらひら動く
巡航普段のサイクリングに十分加速後の速度を保ちやすい
登り自分のペースで楽しめる軽さと反応の良さが強み
扱い方街乗りや気軽なライド向き走りを積極的に楽しみたい

速さだけならSPECIALISSIMA PROですが、気軽さではFALAD PROにも大きな魅力があります。目的によって使い分けられることが、2台所有の良さです。

どんな人におすすめか

  • 登りだけでなく平坦も速く走りたい
  • 軽快な加速とハンドリングが好き
  • ダンシングでバイクを振る感覚を楽しみたい
  • 高性能なオールラウンダーを長く所有したい
  • フィッティングや身体の慣らしにも時間をかけられる

初めてのロードバイクとして絶対に選べないわけではありませんが、反応の鋭さと剛性を考えると、販売店でサイズとポジションを十分に相談することをおすすめします。

まとめ

SPECIALISSIMA PROを約1,600km走って感じた最大の魅力は、軽さだけではなく、加速・巡航・登り・ハンドリングのすべてが高いレベルでまとまっていることです。

FALAD PROと比べると加速感とひらひら感が強く、速度へ乗せた後も維持しやすい。山では軽さを生かして登りやすく、ダンシングもしやすいバイクです。

一方で、初心者が急に剛性の高い車体へ乗り換えると、Countervailがあっても身体が追いつかないことがあります。私自身、脚の痛みを通じて、バイクの性能だけでなくフィッティングと慣らしの大切さを学びました。

もう一台の愛車については、NESTO FALAD PROを11か月使ったレビューをご覧ください。

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